整体は痛いのか?
まずこの質問に対しての回答は「場合による」ということになります。
場合によるというのは、良い痛み(問題のない)と悪い痛み(問題あり)があるということです。
良い痛みは、例をあげるとストレッチされた時の気持ちいいまたは痛気持ちい痛みになります。
反対に悪い痛みは、関節や神経にストレスがかかった不快な痛みや痛気持ちいいを超える痛みになります。
ただ、痛みはその人の感覚になりますので、それぞれで感じ方や程度は異なります。ですので、一概に痛い=悪い施術、痛くない=良い施術ではありません。症状の重さや感じ方の違いによってはどうしてもある程度の痛みが出てしまうこともあります。また、人によってはいわゆるもみ返しなどが生じてしまうこともあります。ただ、施術の痛みで泣いてしまうなど耐えられないくらいの痛みが施術中に出てしまっているのは良い痛みでもなければ良い施術でもありませんので注意してください。
痛みが強い施術の影響
一過性の神経麻痺
ボキボキと関節を鳴らすような施術を受けて「一時的に痺れが出た」「痛みが強くなってしまった」「骨折してしまった」など経験された方もいると思います。
このような施術を受ける際は、施術者がしっかりとした技術を持っているか確かめてから受けるようにしましょう。
見分けるのは難しい部分もありますが、簡単に見分ける方法として国家資格を持っているかはとても重要な指標になります。国家資格を持っている方であれば専門の教育機関を経た上で、国家試験に合格した方になりますので安心して受けることができます。
揉み返し
揉み返しとは、筋肉や神経に対して強い刺激が加えられたことにより微細な損傷及び炎症による痛みのことです。個人差はありますが、2、3日ほど続く場合が多いです。
1週間以上経っても痛みが引かない場合や痺れなどが生じた場合は速やかに医療機関を受診することをお勧めします。
好転反応
好転反応とは施術を受けた直後から2、3日の間に身体がだるくなる、眠気がする、体が熱い、火照るなどの症状が起こることです。
これは揉み返しとは違い、施術後の身体の変化についていくことができずに生じてしまう現象です。身体が回復する過程での現象ですので、施術の回数を重ねていくと好転反応は生じにくくなっていきます。
痛みのない施術を受けるには?
整体院や接骨院のホームページや口コミを見ておくと良いと思います。
また、整体を受ける前のカウンセリングの時に「痛い施術は避けてほしい」ことを伝えておくとより安心です。